あじ流中小企業診断士試験合格に繋げた勉強法について

中小企業診断士

こんばんは。DemingLabo(デミングラボ)代表のあじです。

今回は私の実体験を基に、

今後中小企業診断士試験を受験される方を対象に、

・中小企業診断士って何?

・中小企業診断士試験の難易度と資格の有効性について

どの様にして中小企業診断士試験に合格したのか

についてお話しようと思います。

中小企業診断士って何?

中小企業診断協会HPより引用すると

(1)中小企業診断士制度について

 中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。
 中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。
 中小企業基本法では、中小企業者が経営資源を確保するための業務に従事する者(公的支援事業に限らず、民間で活躍する経営コンサルタント)として位置づけられています。

→すなわち、経済産業省認定の経営コンサルタントの国家資格であることがわかります。

 なお、経営コンサルタントとしての唯一の国家資格であるという事、

また、本資格は「日本版MBA」とも呼ばれており、

 学習範囲は企業経営理論・運営管理・財務会計といった古くから培われてきた経営戦略に関わる科目から

 経済学・経営情報システム・経営法務・中小企業経営中小企業政策といった最新トレンドに従った科目まで取り扱うため、

 経営に関する幅広い知識を習得する事が出来ます。

 資格の学校TACによると、2022年における人気資格ランキングは堂々の第7位という事で

 社会人をはじめとする様々な受験生の注目を集めている人気資格となっております。

中小企業診断士試験の難易度と資格の有効性について

中小企業診断士試験の難易度

資格の難易度については、診断士協会HPより、2021年度(令和3年度)の試験情報を

下記に情報をまとめました。

中小企業診断士試験は大きく7科目のマークシート形式の試験である1次試験と

4科目の論述形式・口述形式の試験である2次試験の2種類に分けられます。

そのうち、1次試験の合格率は36.4%、2次試験は18.3%と共に低い合格率となっております。

なお、2次試験は別に養成課程という登録機関による研修を修了すれば登録できるというコースも

ありますが、学費が100万円以上、半年から2年以上かかるというデメリットがあります。

従いまして、大半の受験生が上述した2次試験の突破を目標としております。

資格の有効性について

中小企業診断士は一般的に能力認定資格と言われており、

一部産業廃棄物に関する独占資格を有するものの、資格を取得したからといってコンサルタント業務の独占が保証されるわけではありません。

しかしながら、それでも中小企業診断士試験が有効な点は下記の様になっております。

①診断士資格取得者同士の交流が盛んである

②AIによる代替リスクが極めて少ない。

③キャリアアップ、転職、独立に繋がる

診断士資格取得者同士の交流が盛んである

これは、診断士が独占業務がないからこそ、仕事の奪い合いがなく、協業関係になりやすい、自分の個性を発揮しやすい利点があります。

 具体的な交流の例ですが、中小企業診断士受験支援団体であるココスタや一発合格道場、

 タキプロ等に所属する事や、中小企業診断協会の研究会や中小企業政策研究会等の研究会に

 所属する事、そして、中小企業診断士の資格を持つ人が代表である民間のコンサルティング会社の

 会員になる事等があります。

 このような交流を深める事で、お互いの個性を尊重し、補助金の申請や事業承継等の

 中小企業診断士ならではの仕事を受注して活動している方がいらっしゃいます。

AIによる代替リスクが極めて少ない。

日経新聞によると中小企業診断士のAI代替性は以下の様になっております。

上記結果より、中小企業診断士は非常にAI代替性が低く、将来の経営変化に対して柔軟に対応できる能力を持ち、将来性が高い資格であるといえます。

キャリアアップ、転職、独立に繋がる

令和3年度の中小企業診断協会によると

50%弱が何かしらのプロコン経営(独立でコンサルティング事業を展開している)事がわかります。

一方で、民間企業勤務者は30%強の割合であり、企業内診断士や副業で活躍する人も多いです。

更にコンサルティング会社に勤めている方も一定数存在し、転職により新たなフィールドで活躍されている選択肢もあります。

従って、中小企業診断士で培った能力を行かせる領域が、多岐に渡るといえます。

どの様にして中小企業診断士試験に合格したのか

私は、上記考え方や直近の投稿でもセミリタイアに向けた想いがあり、中小企業診断士受験を決意しました。

受験を決意してから、実際に合格するまでの体験記としては、中小企業診断士支援ブログとして有名な一発合格道場にて記事にて詳細が書いてあります。

そちらをベースで合格した秘訣をまとめると下記の様になります。

①勉強会に積極的に参加し、モチベーションや受験技術を高めていった事

②逆境の中でも自分の課題を見極め柔軟に対応して行った事

③最終的に、これでダメなら潔く受験生活を諦めるという位、自分の勉強方法を確立した事

勉強会に積極的に参加し、モチベーションや受験技術を高めていった事

ラーニングピラミッドに従うと人に教える事が一番理解を高める方法という事がわかります。

私はある受験支援団体の勉強会において、勉強会に積極的に参加をすることで

人に教える機会を確保する事が出来、自身の理解度を高めていきました。

私は昨年度は合計70回の勉強会に参加をしておりましたが、

回数を重ねる毎に文章力が高くなる実感を湧くことができました。

逆境の中でも自分の課題を見極め柔軟に対応して行った事

これは3年間強の受験生活の中で、公私共に勉強が継続できない事や

 勉強方法を見失う瞬間が何度もありました。

 このような場合は、あきらめて息抜きの時間を取る事等

 少しだけ距離を置くことで、気持ちの切り替えを行いました。

 また、受験に失敗した経験の中でも、得点開示によって自身の

 至らなかった点についての振り返りを行うことも有用でした。

 そして、日々の生活の中で、着実に進歩している項目について焦点を当てる事で

 前向きに行動する様に意識付けを行い継続して勉強できる様にました。

最終的に、これでダメなら潔く受験生活を諦めるという位、自分の勉強方法を確立した事

→中小企業診断士2次試験は解答が公に公表されておりません。

 様々な情報で憶測が飛び交っておりますが、

 自身に合う情報と、それ以外の情報があり、

 取捨選択を行う必要があります。

 その中でも、自身の足りないところは何か、

 得意な所は何かを明確にして、

 実際に高得点を取得している解答と自分と何が違ったのか

 相違点を明確化する研究を重ねてきました。

 そして、最終的には、これ以上誰が何を言われ様と、この解答で満足する。

 この勉強方法でダメであったら潔く引退するという

 覚悟を持つことができました。

最後に

私は中小企業診断士受験突破に向けて、3年程時間を要しましたが、

私は一発で合格せず、悔しさをバネにして柔軟に勉強スタイルをブラシュアップできた事や

長い受験生活の間に様々な魅力的な人と関係性を構築する事が出来ました。

既に述べましたが、本試験は大変難易度が高い試験ではありますが、

どの様な状況であっても、受験を決意した事、勉強した経験、そして諦めずに勉強を継続すればいつか必ず報われるという事を最後にお伝えします。

以上、ブログをご覧頂きありがとうございました。

もしこの記事が面白いと思った方や参考になった方、

中小企業診断士試験にご興味がある方は是非下記記事をご覧頂けますと幸いです。

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